現状維持
刺激のないマンネリとした毎日。
大好きな音楽家やバンドマンは自分たちで創り上げた音と言葉を操って、感情を剥き出しにして、格好よく、青臭く生きている。
人間力の差に追い詰められる。
白い無機質な四角の中で、上司の苛立ちを横目で流して、局の八つ当たりを棒読みで返して、作り笑いして、偽って過ごす。
何か刺激を求めても、余所者は居場所さえも与えられず、後回しにされる。聞き耳を持ってさえももらえず、後回しにされる。
都合のいいことばかり並べて、自分たちは自分たちで満足しているだけの阿保な集団。
振り回されるこっちの身にもなってみろよ。
ここで目標を持ったって何も得られることはない。と、分かっているのに。現状維持と言う名の微温湯に浸かって満足しているのも、阿保な自分だ。それは生活水準か、また、マンネリと言う名の安心か。はたまた新たなことに向かうことの恐れか。
こんなことを続けても、訴えても、何も変わらないのに。泥水に浸かって、ふやけていくだけか。
来世はバンドマンになって、感情を剥き出しに曝け出して、音楽に酔いしれたい。